2023年にFXを初める人が知っておくべきFX用語5つ

FX初心者の人がFXトレードで稼ぐためにはいろいろと覚える事があります。レバレッジやスワップ、さらにはスプレッドやスリッページなどなど、基本的な事項は抑えておく必要があります。

もっとも、FXの世界には専門用語や専門的な知識が多くありますので、私がFXトレードを始めた頃は、まずは専門用語や専門的な知識について勉強してから、デモトレードを始めていました。

そして、今回説明する用語たちは、ある意味FXトレードで稼ぐためには一番重要かも知れませんので、覚えて下さい。この用語たちが分からないと、FXで稼ぐどころかFXを始める事が出来ません。

順番に為替レート、証拠金、レバレッジ、空売り、スワップと説明していきますのでメモをご用意の上お付き合いください!

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為替レート

FXトレードで稼ぐためにはFX会社のシステムにおける為替レートの見方はとても重要です。そして、この為替レートですが下記の画像例だと

SELL120.329、BUY120.344となっており、SELLは売値、BUYは買値という意味になります。つまり、この例では120.344で買えます、また120.329で売れますという事になります。

ちなみに、このSELLやBUYですが、FX会社によってはSELL=Bid、BUY=Askという表示になっている場合がありますので、詳細は取引しているFX会社のシステムでご確認下さい。

それで、この為替レートですが、120.329や120.344など、小数点以下が3桁(ストレートペアの場合は5桁)になっている事が分かります。

実はこの3桁や5桁での表示ですが、以前は120.33や120.34などの2桁(ストレートペアは4桁)の表示が多かったのですが、ここ数年で3桁や5桁の表示になってきています。

もっとも、これには時代の流れが影響しているかも知れませんが、小数点の桁が多い方がより細かくスプレッドが設定出来ますので、FX会社や顧客にとってのメリットがあるのでしょう。

それと、この3桁や5桁の表示ですが現在もFX会社によっては2桁や4桁で表示しているところもありますので、詳細は取引しているFX会社でご確認下さい。

また、FXトレードでは為替レートの単位をpips(ピップスまたはピプス)と呼んでおり、クロス円(対円)では1銭=1pipsで1円になると100pipsと呼んでいます。

つまり、為替レートが120.329円から120.000円に下落した場合、この下落幅は0.329円=32.9銭になりますので、32.9pipsの下落=1万ドルを売っていれば3,290円の利益という事になるのです。

証拠金

この外国為替証拠金取引(FX会社によっては保証金取引と呼ばれています)とは、FXトレードを行う上での担保として、FX会社に一定の証拠金(保証金)を預けて、その何倍・何十倍もの取引を行う事を言います。

つまり、外国為替取引を少ない証拠金(保証金)だけで取引する事が可能という訳なのです。例えば、米ドル円(以下USDJPY)が1ドル100円の時に証拠金10万円で2万ドル(レバレッジ20倍(後述します)で200万円相当)買ったとします。

この場合、実際には証拠金が10万円しか無いのに200万円相当の取引が可能になっていますが、これが少ない証拠金でも取引可能という、FXトレードの醍醐味になっているのです。

レバレッジ

先程の説明の中でレバレッジという言葉が出てきましたが、このレバレッジもFXトレードの重要な専門用語の1つになります。それで、このレバレッジですが、簡単に言えばテコの原理と同じ意味になります。

テコの原理とは、大きなものを少ない力で動かす事が出来るという意味になりますが、これがFXトレードでも出来るのです。

例えば、先程の例で言うと10万円の証拠金でUSDJPYが1ドル100円の時に2万ドル買っていますので、本来であれば20,000ドル×100円=200万ドルの証拠金が必要になります。

ただ、この例では証拠金が10万円しかありませんので、200万÷10万=20、つまりレバレッジは20倍という事になるのです。

しかし、この場合は、実際にはFX会社へ証拠金を10万円しか預けていませんので、将来的にお金を返しますので一時的に2万ドルの円貨=200万円を借りてくるのです。

そして、この借りてきた200万円を支払って2万ドルを買い、買った2万ドルをFX会社へ預けます。もっとも、実際には2万ドルを買う以外にはこのようなやり取りは行われていません。

つまり、FXトレードでは日本円で10万円を持っていれば、そのお金を証拠金(保証金)として10倍や20倍もの取引が可能になっているのです。

ちなみに、現在では個人取引のレバレッジは法律で最大25倍に制限されていますので、最大25倍までのレバレッジを掛ける事が可能ですが、FX会社によっては最大レバレッジが異なっている場合があります。

ですので、最大レバレッジについては、各FX会社へお問い合わせ下さい。

空売り

FX専門用語について、今回はFXトレードにおける空売りについて説明します。この空売りですが、文字通り空(手元に何も無い)のものを売るという意味です。

通常、物を売るためには売るための物理的な商品(物)やサービスが必要になりますよね?そうで無い=手元に商品やサービスが無ければ売るという行為が成立しません。

そして、この事をFXトレードに当てはめると、米ドル円(以下USDJPY)を100円で1万ドル買えば手元(厳密には取引しているFX会社)にUSDJPY1万ドルが残ります。その後USDJPYの為替レートが上昇すれば売る事が出来ます。

これは、通常の売買に当てはめても持っていたUSDJPY1万ドルを利益が出たので売ったのですから、何も不自然な事はありません。

ただ、FXトレードでは、持っていない通貨を売りから入る事が出来るんですよね?例えば、先程の例で今後USDJPYの為替レートが下がるであろうと予測した場合、USDJPYを100円で1万ドル売る事が出来るのです。

そう、あらかじめUSDJPYを1万ドル持っていなくても、いきなり売りから取引する事が出来る=この事を空売りと呼ぶのです。まあ、何も持っていない状態で売るのですから、この空売りという専門用語も納得出来ます。

その後、このUSDJPYの為替レートが90円に下がったら利益が出ていますので、買いで決済(買い戻す)すればめでたく利益が出るのです。

つまり、FXトレードでは今後為替レートが上昇すると予測すれば買いから、逆に今後為替レートが下落すると予測出来れば売りから入り、結果それぞれの為替レートが思惑通りに動けば利益に繋がるのです。

この買いまたは売りの両方からFXトレードが出来るというのは、買い一辺倒と比べてとてもチャンスが広がりますよね?単純にチャンスが2倍になるのですから。(厳密に言えば為替レートの動きにより2倍以下または2倍以上にもなります)

ですので、あなたが今後FXトレードで稼ぐためには、買い一辺倒では無く、状況に応じてこの空売りも行った方がチャンスが広がります。

スワップ

FXトレードの基本は為替差益で稼ぐ事になりますが、為替差益以外のスワップでもやり方次第で稼ぐ事が可能になります。それも、毎日毎日ほぼほったらかしで利益を稼ぐ事が可能です。

FXで毎日何もしないで勝手に利益が増えるなんて、とても夢のある話ですよね。そんな事にでもなったら、極端な話毎日好きな事をしていてもお金が増えていきますので、もうFX無しでは生活する事が出来なくなってしまいます。

つまり、このスワップはFXトレードにおける不労所得のようなものなのですが、ほったらかしのあまり余裕でいると後々後悔する可能性があるのです。

ただ、そもそもスワップの意味が分かっていないと話しになりませんので、今回の記事ではスワップとその稼ぎ方について説明します。

スワップとは?

このスワップとは、簡単に言えば銀行や郵便局の普通預金や定期預金に付く金利=利息と同じ意味になります。

ただ、これは本当に簡単に言っただけであって、厳密には日本やアメリカ、欧州などの通貨との金利差の事なので、微妙に預金金利(利息)とは異なります。もっとも、スワップは利息みたいなものなので、大きな差は無いように思います。

日本とアメリカや日本と欧州、さらに日本と豪州などとでは金利に差がありますので、その差分をスワップ(利息)として受け取る事が出来るのです。

例えば、現在の日本の金利が0.1%になります。それに対してアメリカの金利は0.25%、ユーロが0.05%、豪ドルが2%、NZドルが2.75%(いずれも当記事執筆段階)になっています。

そして、この日本の金利と海外の金利を比べると、ユーロ以外の金利はいずれも日本の金利よりも高いことが分かりますよね?

つまり、金利の低い日本円に対して相対的に高金利な海外の通貨を買った場合、同時に低金利の日本円を売っている事になるため、この2つの通貨間の金利差をスワップという形で受け取る事が出来るのです。

ちなみに、日本よりも金利の低いユーロを売って日本円を買った場合にも、微々たるものですがスワップを受け取る事が可能です。まあ、金利にして0.05%の差なのですずめの涙でしょう。

そして、海外の高金利の通貨を持ち続ける事によって、毎日毎日スワップを受け取る事が出来ますので、長期間保有すればする程スワップが積み重なって行く事になります。

ただ、この場合為替変動に注意しないと、スワップよりも為替差損の方が大きくなってしまい、結果損失を出してしまう可能性がありますので、常に為替相場の動きには注意する必要があります。

ちなみに、反対に高金利な海外の通貨を売った場合には、同時に低金利の日本円を買っている事になるため、スワップ金利を支払わなければなりませんので、注意が必要です。

おわりに

覚えること盛り沢山ですが、焦らずゆっくり学んでいきましょう!初めに紹介したデモ取引で少しずつ経験を積んでいくのもいいですし、実践から始めたい方は今回学んだレバレッジや空売りのことを思い出して自分に合った取引をしていきましょう!

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